お知らせ 剣道について

三節の礼



 卒業、入学、転勤シーズンになりました。
悲しい別れの後には、嬉しい出会いが待っています。
私が住んでいる所は、転勤族が大勢住んでいるので、毎年お別れがあり切ない気持ちになります。
3月は泣いて分かれたのに桜が満開になる頃には、慌ただしく新学期が始まり「引越の荷物は片付いたかなぁ。」と思いを馳せます。

 茶道の心得に「一期一会」という言葉がありますが、それは、「二度と会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい。」という教えです。
一度きりしか剣を交えないかもしれない相手を大切に思う剣道にも通ずる言葉です。
そこで今回は、「礼」についてお勉強したいと思います。
 剣道に限らず、武道はとても礼節を重んじます。相手に勝ってガッツポーズをしたり、思い通りに試合運びが出来なかったときに、ラケット若しくはバットを投げつけたりするのは言語道断です。相手に対する尊敬と感謝の心から生まれるものではありません。
相手に敬意を表す行為が礼です。「礼に始まり礼に終わる」、武道でよく耳にする言葉です。千葉県我孫子市の若竹剣友会さんのサイトを引用させていただきます。

三節の礼

①神前・上座への礼
剣道や柔道の稽古場である武道場には、かつては神棚が置かれていました。由緒ある武道場には神棚が祭られていることがありますが、神棚が設置されていることは少なくなり、その代わりに日本国国旗が掲げられている武道場も多いかと思います。
そこで、現在では「神前に」ではなく、「正面に」礼をします。
②先生(師)への礼
良い稽古をし、その成果を自分のものにするために、言われたことを真摯に聞く態度と、指導してくださる先生や先輩への尊敬と感謝の気持ちを込めて礼をします。
③相互の礼
剣道は格闘技のひとつであり、粗暴にならぬよう、一定の節度が要求されます。これを表に表したものが礼であると言えます。仲間同士で稽古をした時も、先生や先輩と稽古をしたときと同様の気持ちで、感謝と尊敬の意を込めて礼をします。

 3つ対象によってそれぞれ「神前・上座」「師」「相互」の礼があるわけですね。
剣道ができるということに感謝するのであれば、審判、道場他色々な人や物にも感謝しないといけません。だから道場にも礼をするのですね。
これは一般の社会生活・学校生活にも当てはまることです。最近では男子フィギュアスケートの金メダリストの羽生結弦選手がリンクや表彰台に一礼をしていました。気持ちが良いですね。
また、礼の仕方にも立礼と座礼という二つの作法があります。「初心者TV」というサイトで動画でわかりやすく紹介してくれていますので、そちらを観て勉強したいと思います。


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