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昇段審査について

2014/09/01

 高校総体に引き続き、中学校の(松山市)総体も終わりましたね。
良い結果を残せた人もいれば、残せなかった人もいると思います。剣道の良いところは、一生を通じてできる武道であり、スポーツであることです。なのでこれで終わりではありません。
全日本剣道連盟の昇段審査を受け段位を取得すれば、自分の実力も証明することができます。対戦ではないので、自分の努力次第でどんどん上に上がることができるのです。というわけで、今回は昇段審査について調べてみました。

簡単な概要

 江戸時代は、師から弟子へ免許等の伝位が与えられていましたが、明治維新後は共通基準の格付けが必要となり、段級位制が導入されました。昇段審査には、実技・日本剣道形・学科試験があります。級位は数字の多い方から少ない方へ昇級するのに対して、段位は数字の少ない方から多い方へ昇段し、段位が高くなるほど合格率は低くなります。また、段位のほかに指導力や人格を表す錬士、教士、範士の称号があり、高段者に授与されます。

受審条件

審査を受ける段位 修業年限 年齢または学年
初段 一級合格者 中学2年生以上
二段 初段合格後1年以上
三段 二段合格後2年以上
四段 三段合格後3年以上
五段 四段合格後4年以上
六段 五段合格後5年以上
七段 六段合格後6年以上
八段 七段合格後10年以上 満46歳以上

  特例もあるようですが、次の段に進む為には年月が経っている必要があったり、年齢制限があったりします。剣道経験年数や人生経験年数が問われるわけですね。
以前は九段、十段もあったようですが、いずれも平成12年(2000年)に審査が廃止されています。十段は、昭和49年(1974年)2月以降空位でした。そんな中、剣道十段を授与されたかたが史上5名いらっしゃいます。5名しかいらっしゃらないなんて鳥肌がたちますね。
ウィキペディアの五人の剣道十段を参考になさってください。

平成26年度第68回愛媛県高等学校総合体育大会剣道競技の結果についてはこちらからどうぞ。

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