剣道具について
2014/11/01
運動会シーズンですね。運動会と言えば、部対抗リレー‼(行われない学校もあります)
パフォーマンス的要素が強いので、剣道部は道着を着たり竹刀を持ったり、はたまたフル装備で走ったりと他の部より不利ですよね。でも文化部には負けられない・・・(笑)。学生のみなさん、楽しんでください。
大人のかたも当時を懐かしんで、見学、応援に行かれてはいかがでしょう。
今回は、その重い剣道具について調べてみました。
剣道具には、面(めん)、胴(どう)、小手(こて)、垂(たれ)があり、剣道衣と剣道袴の上から着用します。垂・胴・(手ぬぐい)・面・左小手・右小手の順に身に着け、取り外す場合はその逆の順序です。
剣道防具の種類
面
面は頭部に装着し、頭部及び喉を保護します。顔面の部分は面金(めんがね)という金属の格子によって保護され、目線の部分は、物見(ものみ)といい、他の部分よりも間隔が広くなっています。喉の部分は、突き垂(つきだれ)と呼ばれる堅い保護板になっています。
胴
胴は胸部と腹部を保護します。胸部は芯材を革で覆った堅い板になっていて胴胸といいます。腹部はファイバーやプラスチック製のこちらも堅い板になっていて胴台といいます。高価なものでは竹板を束ねたものに牛革を張り、漆で塗ったものもあります。
小手
小手は、小手頭(こてがしら)という手を保護する部分と、小手布団(こてぶとん)という腕を保護する部分から構成されています。小手頭の内側(掌の部分)は、鹿革が張られていて、良いものでは燻されて強度が高くなっているものもあります。
垂
三枚の大垂と二枚の小垂、それを繋ぐ腹帯とそこに付けられた垂紐によって構成されていて、垂紐を腰に巻き付けて固定します。
どれも職人さんが、丁寧に作られています。特に胴胸の胸飾りはとてもきれいでした。
剣道具は、戦場などの真剣勝負において、自分の命を守るために使用されていた甲冑の代用品であり、修行の道具です。跨いだり粗末に扱ってはいけません。また、打突する競技なので、点検や整備を十分する必要があります。「たのもうや@武道具店」さんが手入れの仕方を説明してくれて、各部の名称もイラストつきで解説してくれているので、参考になさって下さい。
大事な剣道具、もし運動会で走る場合は、転ばないように気を付けましょう。